このブログでご紹介させていただいているO様が、お引渡し後1年が経過し、太陽光発電の年間データをまとめられました。この大変貴重な生のデータを頂いたのでご紹介いたします。
O様の家族構成はご夫婦(共稼ぎ)、お子様2人(中高生)、ネコ1匹です。
平日日中はネコだけ。ネコも節電意識が高く、TVも見ないそうです?
右の赤の囲みをご覧ください。年間の平均と合計が解ります。
要約すると毎月平均電力会社から7,061円の請求が来て、同じく19,488円買い取ってもらっている、
結果月平均12,427円も電力会社からもらっている、と言う事になります。年間で約15万円分の電力を売った、
という結果です。
また最大では3月18日から4月19日(検針の関係で33日間です)の4月分請求で21,755円もプラスになっていま
す。電力会社からそんなにもらえるなんてなんだかすごく得した気分になりますね。
また、年間のデータをこうしてみると、良く聞く太陽光発電の性質の検証もできます。太陽光発電が一番効率
よく発電できるのは1年間でも日照が長く晴天率の高い春と秋と言われています。真夏は気温が高すぎて発電
効率が落ちるとも言われています。気象のデータと照らし合わせてみると発電量に一番影響を与えるのは日照
時間だということが良く表れています。今年の春先は晴れが多く、その後梅雨の到来が早かったので日照時間
の非常に少なかった5月23日~6月19日の間が最低の発電量となっています。太陽光発電と言うだけあって晴
れの日が多いほど発電量が上がるのが如実に表れていますね。三重県北中部地域は比較的日照時間が長い
エリアではあるので、全国的に見ても良い結果ではないかと推測されます。
この結果を見ると投資に対して回収がどこまで可能なのか、リアルな数字として検証できますね。
最近では新築時の目玉として、太陽光発電を破格の価格設定で提供できるかのような広告を良く目にします
が、ほとんどが住宅価格に上乗せしてあるだけです。その証拠に太陽光発電だけでその価格ではどこも提供
できません。公的な「補助金」が出る間は本当の競争は始まりません。しかし最近ではソーラーパネルの海外
製品やお値打ちなパッケージ商品も出てきて、補助金も年々少なくなっていますので、これからどんどんお値打
ちに設置できるようになってくるのではないでしょうか。
O様、貴重なデータをありがとうございました。
i-House M