こんにちは。
設計部の星野です。
今日も目隠しに使われるガラスのご紹介です。
住み始めてから目隠しガラスがイメージと違ったと思うことがあるかもしれません。
いくつか種類があることを知っていただく機会にもなればと思います☺️
では、本編へどうぞ!
保育園の帰り。
次男を車のチャイルドシートに座らせているとき、
『じつはぼく・・・・リスなんだ』
は?
『ネズミ型の』
はあ?
めっちゃ真剣にカミングアウト。
まさかリスだったとは!
しかもネズミ型(?)
「そっか~リスか~」
とりあえず、話を合わせる。
『うん。だから逃げるのが早いんだ』
何の話だ?!
次男の中で、何か謎のキャラクター設定が出来ていたようです。
でもそれ以上の展開は無いようで。。。
かっこよく衝撃のカミングアウトごっこってところでしょうか?(笑)
「そっか!それで逃げるのが早いのか!」
謎展開に母は乗りガチ(笑)
母の反応に小さくうなずき、次男のカミングアウトごっこは終わったのです
満足そうで何よりです
さて、前回は『型ガラスはどんな風に見えるのか。』を検証しました。
うちはこんなに見えないよ?って思われた方。
それはすりガラスかもしれません。
ということで、今回はすりガラスをご紹介します。
一般的には型ガラスという名前よりすりガラスという名前の方がよく知られていると思います。
住宅には型ガラスの方がよく使われています。
ただ、すりガラスが無いわけではない。
しかも、すりガラスの方が目隠し効果は高い。
因みに、メーカーによってすりガラスではなく、すりガラスの表面を加工したフロストガラスが選択できるようになっているメーカーもあります。
見え方としては、すりガラスよりフロストガラスの方が透明感があります。
古民家などで使用されている白っぽいガラスがすりガラスですね。
目隠し効果はフロストガラスよりすりガラスの方が高いです。
型ガラスとフロストガラスの見え方を比べてみます。
まず、こちらが前回検証した型ガラス。
↑お昼です。
室内の方が暗く見える時間でも、ガラスにぴったり引っ付いているものはかなりはっきり見えます。
お天気が良い日なら、お部屋の奥の方はここまでは見えないと思います。
↑こちらが夜。
そしてフロストガラス。
↑昼。
↑夜
フロストガラスの方が室内が見えづらいのがよく分かります。
実際は動いているものだと、静止画より何がどうなっているか認識しやすいので、もう少し室内の様子が分かってしまうと思いますが、型ガラスよりは分かりにくいです。
型ガラスよりスッキリした見た目もあり、すりガラスやフロストガラスの方が好き、是非すりガラスにしたい!という方もいらっしゃると思いますが、すりガラスは型ガラスより少し金額が高いです。
すりガラスにしても、フロストガラスにしても少し金額が上がります。
60cm×70cmくらいの窓で5000円~20000円。
金額の幅が広すぎてあまり参考にならないかもしれませんが、窓のメーカーによるので実際これくらい差があります。
気になる方は、工事業者さんに差額を確認してみてくださいね。
初めから目隠しが必要なところの窓はすりガラスやフロストガラスを使用している業者さんもあります。
使い勝手、お掃除のしやすさとしては、ガラスが二重になっている複層ガラスでしたら透明ガラスでも、型ガラスでもすりガラスでも特に変わりはありません。
複層ガラスって↑こんな風になっているのですが、ざらざらした面は内側になります。
複層ガラスの内側は、ガラスが割れたり窓が壊れたりしない限りは触れられないところなので、どんなガラスにしても複層ガラスなら表面はつるつるですよ
でも、ガラスが1枚の単板ガラスタイプの時は注意してください。
すりガラスは手あかがつきやすいですし、汚れが落ちにくいです。
断熱性を求めないようなところで単板ガラスタイプにすることもあると思うのですが、そこですりガラスを使用してしまうとお手入れが大変になります。
フロストガラスはすりガラスの汚れ問題を解消したものなので、お手入れはしやすいです。
そして、一番お掃除しやすいのは型ガラスです。
加工してある面は凸凹していますが、質感はつるっとしていますので汚れがついてもすぐに拭き取れます。
単板ガラスタイプになる場合は、お手入れのしやすさも考えてガラスを選んでくださいね
型ガラスより、すりガラスやフロストガラスの方が目隠し効果が高いというお話でしたが、
思ったよりすりガラスの目隠し効果を感じないという方もいらっしゃるかもしれませんので、
打ち合わせの際に実際にどんな風に見えるのか、実物で確認することをおススメします