こんにちは。
設計部の星野です。
令和6年能登半島地震にて被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
大変な新年を迎えましたが、被災された皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
そして、利用される皆様が安心して過ごせる建物を作っていきたいと、改めて思いました。
耐震等のお話等は、今のところ少ないですが、今年もちょっと役立つかもしれないブログをアップしていきますので、よろしくお願いいたします。
今回は子供部屋のお話。
我が家は、息子たちがまだ小学校低学年で、ランドセル置き場をリビングに作ったということもあり、
子供部屋はほとんど寝室としか使っていないです。
たまに子供部屋で遊ぶこともありますが、就寝時以外はあまり使いません。
こういう使い方だと、子どもが生まれる前に家を建てた場合、子どもが子ども部屋を就寝以外で使い始めるのは10年以上かかるんですよね。
その10年、どんなふうに使いたいでしょうか?
そんなことも考えると、子供部屋の広さや形にも拘りが出てくるかもしれませんね。
では、本編です。
どうぞ!
今日は子ども部屋のお話をしますね。
実際家の計画をしていると、夫婦の寝室と子供部屋って計画をすることが多いです。
子どもがある程度大きくなってから建てられるご家庭は、
子供部屋もすぐに使い始めると思うのですが、
子どもがまだ小さいご家庭では子どもたちが親と離れて寝るようになるまで、
これらの部屋ってどうやって使われているんでしょうか?
夫婦の寝室か子供部屋で、家族全員が一緒に寝る時期がある家庭は多いと思います。
となると、本来の「夫婦の寝室」「子供部屋」っていう使い方ではない時期がありますよね。
それは仕方が無い。
子供の成長や、家族のライフスタイルの変化などによって
家での過ごし方や、暮らし方が変わっていきますから
じゃあ、ライフスタイルの変化に対応できるようにしようと言うことで、
将来分室できる子供部屋です。
↑こんな感じです。
将来分室と書いてあるところには壁が無く、子供部屋が大きな一つの部屋になっています。
ひろびろ~。
将来、新しく壁を作ったり、家具を置いたりして2つの部屋にできるようになっています。
だからもちろん、入り口は2つ
子供部屋としていくつか6帖前後のお部屋を作っても、子供が使うまで使わなかったり、物置になってしまったり
でも、これだけ広い空間だと色々と使い道が広がります。
子供が一人で寝られるようになるまで家族全員で布団で寝るなんて家庭は、
家族が増えてくると広い部屋が必要になったりします
上の間取りくらい広さがあると横並びで布団5枚くらい敷けちゃいます
横並びで布団5枚って、なんだか修学旅行思い出しますね
あとは、プラレール大好き兄弟がプラレール置場にするってお話も聞いたことがありますよ。
レールの大作を作ったりするので、片付けずにそのままにしておきたいんですって。
おもちゃ売り場なんかでよく見かけますが、どんな大作作っているんでしょうね~
竹竿コレクターさんが竹竿を眺めたり、お手入れしたりなんていうのにも良いかもしれません。
長い竹竿でも広いお部屋なら、余裕を持って伸ばせます
ピンポイント過ぎる話ですかね
知人に竹竿コレクターさんがいるんです
あとは、室内用のジャングルジムやブランコを置いて子どもの遊び場にしちゃったり。
子供部屋として使われるまでではありますが、使い方は色々ですね
あと、お部屋の配置ですが、分室後なるべく2つの部屋の条件を同じにしたいってい方には
↑こんな感じ。
部屋の広さ、日当たり、出入り口の配置、収納量、収納の配置、ほぼ左右対称。
子どもたちに平等に部屋を与えたいと考える親心の表れですね
将来収納で仕切りたいと言う方には
↑こんな感じ。
リフォーム工事をして収納を造っても良いですし、
通販でも買えるような置き型や可動式の収納を配置して分室しても良いですよね
あと、この配置だと布団8枚敷けます
8枚って。。。
何人家族だろ。。。
お泊り会もできちゃいますね
そして、将来分室できる子供部屋のさらに先。
子供たちが巣立った後はどう使いましょうか?
家具で仕切っただけなら家具を移動させるだけでまた広い部屋に戻せます。
リフォームして壁を作ったとしても、リフォームで造った壁なら耐震などの家の強度には影響しない壁なので、工事で撤去することも可能です。
子育てが終わったあと、広い部屋で何をしましょうか?
竹竿コレクター?
社交ダンスとか始めてみます?
お部屋の使い方も、分室の仕方も色々です。
今どう使いたいか、将来どう使うか、よく考えて計画したいですね