こんにちは。
設計部の星野です。
明日はハロウィンですね🎃
子どもたちはワクワクしているようです。
何かするとか言ってないんですが、ワクワクしているんです。。。
そんなにワクワクされると何かしないといけないかな~とか思ってしまう😅
イベントごとは好きなので、何かするのは楽しいんですけどね🎶
何しようか迷い中です🍬🍬
さて、ここから本編です。
ど~ぞ~。
今回は『環が家(わがや)』の屋根まわりのお話です。
こちら(→『新シリーズ『環が家』~耐震性と空間~』)でもお話しましたが、『環が家』は登り梁を採用しています。
それがこちら!
上の方を見て頂くと、梁が斜めになっています📐
この登り梁まわりで屋根まわりの強度を確保しているので、『環が家』は天井の高い空間も開放的に作れるのです。
どういうことかと言うと、水平な梁を採用する場合、↓このように火打ちや筋交いで梁通しの繋がりが変形するのを防ぎます。
これらの部材が無いと、屋根まわりが変形してしまうんです。
しかし『環が家』では登り梁に高強度高耐水MDFを張ることでより高い精度で水平方向の変形を抑えます。
↑これが登り梁に高強度高耐水MDFが貼り付けられている様子です。
MDFとは木材のチップや他の植物を細かく繊維化してから成型した板です。
合板(べニア)を使われることも多い箇所ですが、合板より変形が少なく、耐水性、透湿性に優れたタイプのMDFを採用することで、より劣化を防げる屋根となっています🏠
耐水性が高いのに、透湿性も高い、最近は衣類でもよく見かけますよね。
さらに登り梁を垂直に支える部材も入れ、格子状にすることでさらに強度をアップ。
この強固な構造を作ることで、その下の火打ちは不要になっています。
これによって、屋根の限界まで天井を作っても火打ちが見えることはありません。
あえておしゃれに木製の火打ちを見せる場合もありますが、『環が家』では火打ち無しのパターンの高天井も選択できるんです。
強固なうえに、開放的な高天井も選択できるのが『環が家』良いところでもあります