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【すまいブログ】 【すまいブログ】環が家

【すまいブログ】『環が家』~高気密住宅~

こんにちは。
設計部の星野です。

今週も秋の味覚のお話🍁
そればっかりですね😆
秋は美味しいものがたくさんありますからね✨
今週は、銀杏を食べました!
銀杏大好きなんですよ~。
家族は好きでは無いので、子どもたちからの匂いへのクレームを受けつつ楽しんでいます😅
銀杏が好きすぎて、あの匂いまで美味しそうに感じてしまっている今日この頃です😁

では、ここから本編です。
ど~ぞ~。

 

今回は前回の続きで気密測定と『環が家(わがや)』のお話です。

『環が家』とは弊社の住宅のシリーズです。

前回のお話についてはこちら→『環が家』~高気密とは~

 

前回は高気密の重要性についてお話をしました。

今回は、その気密性をどのように確かめるのか、と言うお話ですサーチ

測定方法などのお話は複雑になるので省略しますね。

 

 

まず、気密測定は何を測定するものかと言うと、床面積1㎡に対してどれくらいのすき間があるかを測定します📋
  

↑こんな感じに専用の機械を使って測定します。

どれくらいすき間があるかを表すのが、測定結果に出てくるC値です。

C値は0に近いほどすき間が少なく、C値=1.0㎠/㎡未満となる住宅が高気密住宅と呼ばれています。

理想としては0を目指したいところですが、壁や屋根には窓や配管、換気扇などが取り付けられているので、取り付け部分にすき間が生じるため、なかなか0は難しいのです。

ちなみに、前回お話した計画換気に含まれる換気扇の通気口等は『すき間』では無いので、測定中は空気が通らないようにテープ等で塞ぎます。

 

余談ですが、すき間って雨漏りは大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、もちろんすき間が大きければ雨漏りに繋がる可能性はあります傘

ただし、防水工事がしっかりされていても、気密にこだわっていない住宅はC値=10㎠/㎡くらいです。

防水シートなどは重ね貼り施工等、確実に防水できるように施工しますので、雨水は入らないけど空気は通るすき間があるという感じです。

丁寧に防水施工をしても、0にするのは難しいことなのですうーん

 

 

次に、測定はいつするのかというお話ですが、理想は2回チョキ

1回目は工事中、断熱材の施工が終わった後

壁のボードやクロスを貼る前です。
壁の中がまだ見えている段階ですね。

このタイミングだと、もしすき間が大きいと分かった場合、まだ直しやすいですし、

ボードなどが施行された後だとすき間があっても、ボードのおかげですき間が小さくなってしまうかもしれません。

そうなるとすき間があるのに実際より良い結果が出てしまうので、よりリアルなすき間の面積を把握するためにはボードを貼る前に測定するのが大切なんです。

 

 

2回目建物の完成時

最終確認という意味もありますし、JISの規格で『住宅の気密性能は,基本的に建物の完成状態で測定する』と示されていますので、その建物の正しいC値は、こちらの完成時の数値と言うことになるんです。

 

 

理想は2回ですが、1回5~10万円はするので、予算の都合でどちらか1回という場合もあります。

JISは気にしないので、確実にすき間が無いか確認したいという場合であれば工事中がおススメですが、

完成間近や住み始めてから測定したくなった場合でもJIS規格で言えば問題はありません。

ただ、完成してからだとすき間が多いと判明した場合に、直すのに手間も費用も掛かりますので、ご注意ください。

 

因みに『環が家』は、目標C値0.5㎠/㎡以下としています。

建物の形や施工精度によって多少結果が変わりますが、誤差があっても高気密住宅となるように設計しています。

断熱の性能を十分に活かせる構造になっていますグッ