こんにちは!営業部のイトウです。
もう7月も終わりです・・・・暑さに負けそうです。
先日、保険屋さんとの電話の終わり際に
「厳しい暑さが続いておりますのでお体ご自愛下さい」と言われました。
マニュアルにあるのでしょうか。言われ慣れていないのでびっくりしました。
私も相手を気遣えるほど元気だったらいいのですが、バテバテです・・・ 🙄
本日のすまいブログは「生活音の防音」!!
ではここから設計士の星野さんです!おねがいします。
今日はご家庭内の生活音の防音のお話です。
いくつか防音対策をご紹介しますね
防音対策にも色々とあり自分で出来るものもありますが、建物の工事のうちに防音対策工事をしておけると安心です。
まず、上階の足音に有効なのが防振吊木
↑こちらの黒い部材が防振吊木です。
上階との間の天井裏に取り付けることで、上階の揺れを伝わりにくくします。
先週の記事でお話した通り、上階の足音は主に固体伝播音で揺れによって伝わります。
揺れを伝わりにくくすることによって、防音効果が得られます。
同じような考え方で、防振による防音対策部材はほかにも色々とあります。
換気扇の外部フードだったり、水道や排水の配管だったり。
気になるところは相談してみて下さい。
次に、空気伝播音である話し声や楽器の防音🎻
防音したい壁や天井、床などにグラスウールなどの繊維系断熱材を入れたり、入り口のドアを防音ドアにする方法などがあります。
楽器好きな方なら、家の中に防音室があるのは理想的なんじゃないでしょうか?
壁の防音で少し気になるのは、赤ちゃんがいるご家庭の場合。
空気伝播音を防音するってことは、赤ちゃんの泣き声も聞こえ辛くなるってことです。
赤ちゃんが別室で寝ているときに、泣き声が聞こえにくくなるような配置だったりすると、生活しづらくなるかもしれませんのでそのあたりは考慮した方が良いかもしれません。
赤ちゃんがいる時期なんて、ご家庭によってはほんの少しの間だったりするかもしれませんが、事前に把握しておけると安心ですね。
あと、トイレの流す音などが気になる場合
2階にトイレがあったりすると、流した時に1階で音が気になることもあります。
そうならないためには、静かに過ごしたいお部屋から配管ルートを遠ざけると良いです
2階の排水は、1階のどこかを通って外部の地中にある配管に接続されています。
そのルートが音の気になるお部屋の近くにあると、不快に感じるかもしれません。
配管ルートは間取りに大きく影響しますので、間取りが決まってから配管ルートの要望を出しても対応できないことがあります。
水の流れる音が気になる方は、間取りを検討する早いうちに要望として間取りを考える人に伝えておくと良いですよ
簡単に防音工事のお話でした。
他にも色々とあると思いますので、どんな音を防音したいのか相談してみて下さいね
あと自分でもできる対策
まずは、足音が気になる場合は上階の床に絨毯などを敷くだけでも効果はあります。
さすがに子どもが飛び跳ねたりする音までは防げませんが、歩く音くらいなら効果はあると思います。
次に、楽器の音やスピーカーの重低音。
これも足音と近いのですが、楽器やスピーカーが床と触れているところに防振マットなどを敷くと良いです。
洗濯機の音なども同様ですね。
床が揺れることで伝わっていく音なので、まず床に振動が伝わらないことが大切です
エアコンの室外機用の防振ゴムもあります。
これも同じく揺れによる音を防ぐものです。
室外機は劣化とともに揺れが激しくなってくることがあるので、徐々に音が気になるようになってきたりします。
気になった場合は試してみると良いかもしれません。
空気伝播音対策ですと、壁にコルクボードや遮音シートなどを貼るのも良いですね。
とにかく安価にってことでしたら、段ボールでも効果があります。
いくつか対策を挙げてみましたが、音の感じ方は人それぞれ。
どの方法が効果的かはお伝えしづらいところです
防音対策用の建材には『○○dB防音できます』、というような表記があったりしますが、実際それがどれくらい効果のなのかってよく分からないですよね
そんな時は、防音体験をさせてもらえる施設がありますので、そういう施設に行ってみてはいかがでしょうか?
『防音体験』と検索すると出てきます。
気になる方は調べてみて下さいね