こんにちは。
設計部の星野です。
今回はすべり出し窓に近い動きをする窓を集めてみました。
前回、網戸のお話をしましたが、今回の窓も網戸の選択肢がいくつかあるものもあるので、
網戸選びにも注目してみて下さいね。
では、ど~ぞ~。
お夕飯にハンバーグを作りました。
ごはんができるのを待っていた子どもたちに、
『ハンバーグ屋さんでーす』とちょっと楽しくなるように声を掛けてみたら、
長男『(次男)、ハンバーグ食べに行こう!良いお店を検索して見つけたんだ!』
けんさく
現代っ子だね~(笑)
お店屋さんごっこで検索とか言っちゃうんですね~。
笑ってしまいましたよ
良いお店らしく、しっかりおもてなししておきました
さて、今週はすべり出し窓によく似た開閉方法の窓をご紹介します。
まずはオーニング窓
すべり出し窓が同時に数枚開くようなタイプですね。
開閉方法は先週までお話してきたオペレータハンドルタイプです。
開閉方法についてのメリット、デメリットは前回までの記事をご覧ください
特徴としては、すべり出し窓とほとんど同じですが、数枚に分かれているので、同じサイズのすべり出し窓より飛び出す幅が小さくなるので少し安全です。
あと、全面風通し出来るので換気面積が大きくできますが、開口が分散されていて1つ1つの開口が小さくなるので防犯性も高いです。
防犯性が低いと言われることもありますが、構造的な防犯性の高さはすべり出し窓とほぼ同じです。
同じ大きさの窓なら、1つの開口の小さいオーニング窓の方が防犯性は高いですよ
デザインがかっこいいって言われる方もいらっしゃいます。
ただ、ほかの窓より少し金額が高いのがデメリットでしょうか。
あと、シリーズによってはオーニング窓が無い場合もあります。
他の窓と同じシリーズで選びたくても選べないことがあるのもデメリットですね。
続いて、ルーバー窓
ジャロジー窓とも言います。
ガラスのプレートが重なり合っているタイプの窓です。
それぞれのプレートがハンドル操作で角度を変えることで開閉します。
少し風を通したいだけなら、外からの視線を遮りながら開けておけるのがメリットですね。
なので、トイレや洗面など水廻りに使われることが多いです。
開く角度を調整すれば、風通しをしていても横すべり出し窓以上に雨を遮ってくれます。
ただ、最近はあまり使われなくなりました。
理由としては、ガラスプレートには枠も何もないので、簡単に取り外せるため防犯性が低い。
あと、閉じたときにガラス同士が重なっているだけなので気密性、断熱性も低いです。
防犯性に関しては、面格子を付けられるので対策ができるのですが、気密性、断熱性が低いという点では、最近の省エネ住宅には向かないので使われなくなってきました。
もし、ルーバー窓の使い勝手が気に入っているという場合は、使われなくはなってきていますが無くなったわけではないので、検討してみてくださいね
あとは、すべり出し窓はスリットタイプのものも多く、家のデザイン性アップのために採用するのもおススメです
外観のアクセントにも、
内観のアクセントにもなってくれますよ
↓この左上の窓のように外からの視線を遮りながら、風も光も取り込みたいときにもスリットタイプのすべり出し窓はおススメです
縦すべり出し窓とはめ殺し窓を組み合わせた窓も色々とあります
こんな感じの窓だと、風をしっかり受け止めつつ、中央のはめ殺し窓は網戸がないので外の景色がクリアに見えて、景色を楽しみたいところにはおススメです
外観のデザインも良く、アクセントにも良いんじゃないでしょうか?
すべり出し窓のお話がかなり長くなりました。
すべり出し窓って奥が深い
使い勝手やデザインにもこだわって、窓を決めていきたいですね