こんにちは。
設計部の星野です。
どんどん寒くなっていく今日この頃、今日は冬暖かいおうちのお話。
前回はヒートショックのお話で、家の中の寒暖差を無くしましょう、というお話をしましたが、
今回は寒暖差が無い家の中でのちょっとした困りごとのお話です。
どうぞ。
前回、ヒートショック対策のお話をしましたが、来年の春から冬は暖かく、夏は涼しい家が当たり前になります。
2025年4月に全ての新築住宅に省エネ基準適合が義務化されるんです。
今でもある程度の省エネ基準は求められてはいるのですが、義務ではないんです。
でも、義務になります。
どの程度、何が厳しくなるの?っていう話になると、少し細かい話になっていくので、詳しい話はまた機会にします。
断熱性能の話だけなら、今建てられている住宅でも、省エネ基準の条件をクリアしている住宅はたくさんありますので、
全ての住宅が来年の春から、すっごく断熱性能が上がるという話ではないのですが、断熱性能が低い家は建たなくなります。
つまり、どの新築住宅もある程度は『冬は暖かく、夏は涼しい』ということ。
何か難しい話が始まるのか?という感じなっていますが、
お話したいのはそんなお住まいでの食べ物のちょっと困るかもしれない話。
皆さん、みかんの箱買いってしますか?
みかんに限らず、旬フルーツを大量に箱買いしたり、コストこのようなところでお野菜を大量購入したり、ということをすることがあると思います。
その場合、冬場だと食材によっては涼しいところに置いておけば冷蔵庫に入れなくても大丈夫かな~と思ったりするのですが、『冬は暖かく、夏は涼しい』とそうもいかなかったりするんです。
建物の中は長期保管に向いている室温ではありません。
家全体の断熱性能が高くなるので、特別寒い部屋というのが無いんです。
全く暖房を使用せず、暖かい部屋から距離があるところがあるようでしたら、もしかしたら特別寒くはなるかもしれませんが。
使い勝手の良いキッチン廻りを、と計画すると、パントリーがキッチンに隣接していたりするので、そうなるとパントリーの中も少しは涼しいかもしれませんが、やっぱり長期保管向きの室温ではないです。
もし、これから新築住宅を計画される方で、冬場は果物や野菜を冷蔵庫以外の涼しいところに置いておく習慣がある方は、
小分け購入するようにするか、
大容量冷蔵庫を準備するか、
屋外に食料保管場所を作る、
などの方法を考えておくことをおススメします
すでに、断熱性能の高いお住まいに住んでいらっしゃる方なら体験したことがあるかもしれませんが、思っていたより早く傷みだした、なんてことがありますのでご注意くださいね。
ちなみに我が家は冬はリンゴ箱買い、柚子とみかんは畑で大量収穫です。
旬の食べ物を傷めないように気をつけながら、暖かいお部屋で快適に美味しく頂きましょうね